第2回 まねすることは、学ぶこと

子どもはまねが大好きです。集団に入る前の幼児は、身近な家族のまねをします。お兄ちゃんのいる女の子が自分のことを「ぼく」と言ったり、ママの口癖「早くしなさい」を思わぬところで言われて、苦笑することもあります。
子どもは好奇心が旺盛で、何にでも興味を示してやってみようとします。真似はことばだけではありません。遊びも、生活のルールも、人とのかかわりも、見てまねをして覚えていきます。まねすることは、学ぶことです。
「まねぶ(真似ぶ)」と、「学ぶ」の語源は、同じだそうです